【SeaArtの実践学習】4 プロンプト(品質)
というわけで、プロンプトの謎に迫りたいと思います(笑)
いろんな人の生成された画像を見てますと、
- 傑作
- 最高品質
といった、言葉が並ぶので、それらがどう影響するのかを見てみたくなりました
すでにモデルの中にそういう要素は組み込まれてるよ、という意見も見つつ、実際にお試しした結果は…
✨ わかりやすい比較の組み合わせ ✨
1️⃣【リアル vs. 最高品質】(写真のようなリアル感の違い)
「どれだけディテールが細かくなるか?」を比較
✅ モデル
- Realistic Vision V5.1(フォトリアル系で高品質な人物描写)
Realistic Vision V6.0 B1
✅ 予想される違い
- 肌の質感、髪の細かいディテールがより鮮明になる
- 影や光の表現が豊かになり、写真に近づく
✅ 比較するプロンプト
🔹 ベース(普通のクオリティ)
a beautiful woman with long wavy hair, smiling softly, wearing a red dress, standing in a sunlit forest
長い波打つ髪を持つ美しい女性が、穏やかに微笑みながら赤いドレスを着て、陽の光が差し込む森の中に立っている。




🔹 最高品質バージョン
a beautiful woman with long wavy hair, smiling softly, wearing a red dress, standing in a sunlit forest,
ultra-detailed, high resolution, best quality, masterpiece, 8k, photorealistic, intricate details, depth of field, hdr, cinematic lighting
長い波打つ髪を持つ美しい女性が、穏やかに微笑みながら赤いドレスを着て、陽の光が差し込む森の中に立っている。
超高精細、最高解像度、最高品質、傑作、8K、フォトリアル、緻密なディテール、被写界深度、HDR、シネマティックライティング。




感想
最高品質のほうは「ツヤっと感」がでた気がします
ベースのほうはちょっと作画崩壊してるものもありますが、これは愛嬌(笑)
2️⃣【アニメ風 vs. 高品質アニメ】(アニメの描写の細かさの違い)
「アニメ調の画像でも細かい部分が変わるの?」を比較
✅ モデル
- Anything V5(高品質なアニメ調の画像が得意)
✅ 予想される違い
- 影の描写が増え、立体感が出る
- 背景のディテールが細かくなり、没入感が増す
✅ 比較するプロンプト
🔹 ベース(普通のアニメ絵)
a beautiful anime girl with long wavy hair, smiling softly, wearing a red dress, standing in a sunlit forest
長い波打つ髪を持つ美しいアニメ風の少女が、穏やかに微笑みながら赤いドレスを着て、陽の光が差し込む森の中に立っている。




🔹高品質アニメバージョン
a beautiful anime girl with long wavy hair, smiling softly, wearing a red dress, standing in a sunlit forest,
highly detailed, best quality, anime style, vibrant colors, smooth shading, intricate background details, depth of field, cel shading
長い波打つ髪を持つ美しいアニメ風の少女が、穏やかに微笑みながら赤いドレスを着て、陽の光が差し込む森の中に立っている。
高精細、最高品質、アニメスタイル、鮮やかな色彩、滑らかなシェーディング、緻密な背景描写、被写界深度、セルシェーディング。




感想
最終的には好みの問題、といいつつ最高品質のほうが細かい描写が入り、くっきりとした感じになりますね。特に目はかなり良くなったなという印象。顔もくっきりするので「平面感」がかなりなくなった感じ。立体感までは感じませんが
3️⃣【シンプル vs. リアルで精細な表現】(リアルな描写にどこまで寄せられるか)
「どれだけ現実的な肌や髪の質感が表現できるか?」を比較
✅ モデル
- CyberRealistic V3.3(超リアルな質感描写に特化)
✅ 予想される違い
- 肌の質感がリアルになり、シワや微妙な陰影が細かく描かれる
- 髪の一本一本がはっきりし、ツヤや流れがリアルになる
✅ 比較するプロンプト
🔹 シンプル(普通のリアル系)
a beautiful woman with long wavy hair, smiling softly, wearing a red dress, standing in a sunlit forest
長い波打つ髪を持つ美しい女性が、穏やかに微笑みながら赤いドレスを着て、陽の光が差し込む森の中に立っている。




🔹 超リアルバージョン
a beautiful woman with long wavy hair, smiling softly, wearing a red dress, standing in a sunlit forest,
photorealistic, ultra realistic, highly detailed skin texture, sharp focus, ray tracing, soft shadows, film grain
長い波打つ髪を持つ美しい女性が、穏やかに微笑みながら赤いドレスを着て、陽の光が差し込む森の中に立っている。
フォトリアル、超リアル、高精細な肌の質感、シャープなフォーカス、レイトレーシング、柔らかな影、フィルムグレイン。




感想
ちょっとリアルさと品質を求めて、「ツヤっと感」がマシマシになって、普通のリアル系のほうが普通のリアルっぽい(謎表現)笑顔も超リアルのほうが少し「作られた笑顔」っぽいのに対して、普通のリアルは普通の笑顔。むしろこちらのほうが魅力的のような気がします
まとめの感想
やっぱり、リアル系は難しそうだなぁ、という感想
やっぱり実物と比較されるというなかなか難易度高めな挑戦な気がします。アニメ系になると、リアルに近づけてもそもそも「リアルではない」ので、むしろ違和感はありません。リアルにはかなり要求値が高くなっているので、あえて品質を下げたほうが、リアルっぽく見えるのかも。(特に3つ目)
そういえば、以前に写メールが出始めたころ、あえて品質を落とすことによって、製品として成り立たせたみたいな話を聞いたことがあります
品質は高ければいい、ってわけではないとい大きな学びを得れた気がします
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